2025.05.07
ラボルのファクタリングは24時間365日対応可能?審査スピードやかかる手数料についても解説
事業を経営していると、急な資金需要が発生し、銀行融資では間に合わないことがあります。特に、土日祝日や夜間であると、対応が難しいケースがほとんどです。そのようなとき有用なサービスが、ファクタリングサービスです。
ファクタリングとは、企業が保有する売掛金を買い取ってもらうことで、支払期日前に資金化できるサービスです。近年、オンライン完結型のファクタリングサービスが注目を集めており、その中でも「ラボル」は24時間365日対応可能と評判です。
この記事では、ラボルのファクタリングサービスの特徴や審査スピード、手数料などについて詳しく解説します。少額の資金調達を短時間で行いたい経営者の方に、ぜひ参考にしていただける内容となっています。
ラボルのファクタリングとは
ラボルは、株式会社セレスの完全子会社である、株式会社ラボルが運営するファクタリングサービスです。オンラインで完結する2社間ファクタリングを提供しています。
ラボルの基本情報
ラボルは、2017年に設立された比較的新しいファクタリング会社です。東証プライム上場企業である株式会社セレスの100%子会社であり、安定した企業基盤を持っています。
ラボルの最大の特徴は、24時間365日いつでも申し込み可能という点です。土日祝日や深夜であっても資金調達の相談ができるため、急な資金需要にも対応できます。
また、少額の売掛金からでも買取が可能なため、小規模事業者や個人事業主にも利用しやすいサービスとなっています。最低買取額は1万円からとなっており、小口の資金需要に応えています。
主なサービス内容
ラボルが提供しているのは、2社間ファクタリングのみです。2社間ファクタリングとは、資金調達者(売掛金の売主)とファクタリング会社(買主)の2者間で契約を行うタイプのファクタリングを指します。
手数料は一律10%と明確に設定されており、事前に費用を把握しやすいのも特徴です。審査時間は、最短30分~60分と非常にスピーディーで、審査通過後は即日入金も可能です。
必要書類は、請求書、本人確認書類、証憑(メールやチャットなど)の3種類です。すべての手続きがオンラインで完結するため、来店不要で資金調達が可能です。
ラボルのファクタリングが24時間365日対応できる理由
従来のファクタリングサービスは、銀行や金融機関と同様に平日の営業時間内でしか対応していないケースが多くありました。しかし、ラボルは24時間365日対応を実現しています。なぜそれが可能なのでしょうか。
オンライン完結型のサービス
ラボルが24時間対応できる最大の理由は、すべての手続きをオンラインで完結させるビジネスモデルを採用しているからです。実店舗を持たないことで、コストを抑えながら、時間や場所を選ばずにサービスを提供できる体制を整えています。
申し込みから書類提出、審査、契約、入金までのすべてのプロセスがオンライン上で完結するため、対面での手続きが不要です。これにより、深夜や休日でも柔軟に対応が可能となっています。
また、自動化されたシステムを導入していることも、24時間体制を支える重要な要素です。一次審査などの基本的な判断は、システムが自動的に行うことで効率化されています。
24時間体制の人員配置
ラボルでは、24時間体制でスタッフを配置し、常に申し込みに対応できる体制を整えています。交代制で審査担当者を配置することで、いつでも審査が可能な状態を維持しています。
特に、資金需要が高まりやすい月末や決算期には、人員を重点的に配置して、迅速な対応を心がけています。これにより、利用者が必要なタイミングで資金調達ができるよう支援しています。
ラボルのファクタリングの審査の流れ
ラボルの大きな特徴の一つが、そのスピーディーな審査プロセスです。最短30分から60分という短時間で審査結果が出るため、急ぎの資金需要にも対応できます。
審査の流れと必要書類
ラボルの審査プロセスは、シンプルな流れで進みます。まず、公式サイトからオンライン申し込みを行い、必要事項を入力します。続いて必要書類をアップロードし、審査を待ちます。
審査に必要な書類は、主に次の3種類です。
- 請求書または契約書(売掛金の証明となるもの)
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
- 証憑(メールやチャットなど取引の実在性を証明するもの)
特に、証憑の提出が重要です。ラボルでは、売掛金の実在性を確認するために、取引先とのメールのやり取りやチャットの履歴などを重視しています。これらの証拠がしっかりしていると、審査通過率が高まります。
審査通過のコツ
ラボルの審査では、売掛金の確実性と返済能力が重視されます。審査通過率を高めるためには、以下のポイントに注意するとよいでしょう。
まず、取引先の信頼性が重要です。大手企業や上場企業との取引であれば、審査が通りやすい傾向にあります。また、過去に何度も取引がある相手との売掛金であれば、信頼性が高いと判断されます。
次に、取引証明の質と量を充実させることが大切です。単なる請求書だけでなく、発注書や納品書、メールでのやり取りなど、取引の全体像がわかる資料を用意しましょう。日頃から取引の記録をしっかりと残しておくことが、スムーズな審査につながります。
さらに、申込内容に不備がないことも重要です。記入漏れや誤記入があると、審査に時間がかかったり、再提出を求められたりする可能性があります。申し込み前に内容をしっかり確認しましょう。
ラボルのファクタリングの申込条件
ラボルのファクタリングサービスを利用するにあたり、どのような条件があるのか、またどのような売掛金が対象となるのかを確認しておきましょう。
申込条件
ラボルのファクタリングサービスは、以下の条件を満たしている必要があります。
- 法人または個人事業主であること
- 日本国内に住所があること
- 売掛先が法人であること
- 未回収のリスクを負える状態であること
特に注目すべき点は、売掛先が法人限定という条件です。個人に対する売掛金は対象外となっています。これは、個人に対する売掛金は回収リスクが高いと判断されているためです。
また、ラボルでは営業実績が浅いスタートアップや個人事業主でも利用可能ですが、その場合は取引の実在性を証明するエビデンスがより重要になります。創業間もない企業でも、実態のある取引であれば積極的に審査してもらえる点は、新興企業にとって大きなメリットといえるでしょう。
対象となる売掛金の条件
ラボルで買取可能な売掛金には、いくつかの条件があります。まず金額面では、最低1万円から最大金額に制限なく対応しています。
支払期日については、支払期日まで90日以内の売掛金が対象となっています。支払期日があまりに先の売掛金はリスクが大きいと判断され、買取が難しくなります。
また、すでに発生している売掛金のみが対象となります。将来発生する予定の売掛金(前払い案件など)は対象外です。また、公共事業の入札案件や下請法の対象となる取引も、法的な制約があるため、対象外となっている場合があります。
ラボルのファクタリングのメリット
ラボルのファクタリングサービスには、他社にはない独自のメリットがいくつかあります。
スピーディーな資金調達
ラボルの最大の強みは、そのスピード感です。最短30分での審査と、審査通過後の即日入金が可能な点は、急な資金需要に対応できる大きなメリットです。銀行融資では、通常1週間以上かかることを考えると、そのスピード感は圧倒的です。
特に月末の支払いや、急な仕入れが必要になった際など、緊急の資金需要に対応できる点は、経営者にとって心強い味方となります。土日祝日も対応しているため、平日に時間が取れない経営者でも利用しやすいでしょう。
また、申込から入金までの全プロセスがオンライン完結なので、来店する手間や書類を郵送する時間も省けます。忙しい経営者でも、スマートフォンやパソコンさえあれば、どこからでも手続きができる利便性は大きな魅力です。
手続きの簡便さ
ラボルのもう一つの強みは、手続きの簡便さと明確さです。特に、手数料が一律10%と明確である点は、初めてファクタリングを利用する方にも分かりやすいメリットです。他社では、金額や期間によって手数料が変動するケースが多く、最終的なコストが分かりにくいことがありますが、ラボルではそうした心配がありません。
また、必要書類も最小限に抑えられています。請求書、本人確認書類、証憑の3種類だけで申し込みができるため、準備の手間が少なく、スムーズに手続きが進みます。
さらに、2社間ファクタリングを採用しているため、売掛先に知られることなく資金調達が可能です。取引先との関係性を考慮する必要がある場合や、資金繰りの状況を知られたくない場合には、この点も大きなメリットとなるでしょう。
ラボルのファクタリングを利用する際の注意点
ラボルのファクタリングサービスにはメリットがある一方で、いくつかの注意点やデメリットも存在します。利用を検討する前に、これらのポイントもしっかり確認しておきましょう。
手数料が高くなりがち
ラボルの手数料は、一律10%という明確さがメリットである反面、金額によっては割高になる可能性があります。特に、高額な売掛金の場合は割高になりがちです。例えば、1,000万円の売掛金を買い取ってもらう場合、手数料は100万円となります。
他社の場合、金額に応じて手数料率が下がるケースが多く、大口案件では5~8%程度の手数料となることもあります。そのため、高額の資金調達を考えている場合は、他社との比較検討が必要でしょう。
また、支払期日までの期間が短い場合でも10%という手数料は変わりません。例えば支払期日まで1週間という売掛金でも、1ヶ月後の売掛金でも、同じ10%がかかります。短期間の資金需要の場合、実質的な年率に換算すると、非常に高金利となる点は留意すべきでしょう。
取り扱いの範囲が限定される
ラボルでは、3社間ファクタリングに対応していないため、売掛先を巻き込む取引はできない点も注意が必要です。3社間ファクタリングでは、売掛先の信用力を利用することで手数料を抑えられるメリットがありますが、ラボルではその選択肢がありません。
また、売掛先が法人のみという制限があります。個人に対する売掛金は買取対象外となるため、BtoC事業を展開している企業にとっては利用しづらい面があります。
さらに、取引証明のためのエビデンス(メールやチャットなど)の提出が厳格である点も、場合によってはハードルとなります。特に、電話やオフラインでの商談が中心の業種では、十分な証憑を用意できないケースもあるでしょう。
これらの制約を考慮したうえで、自社の状況や資金需要に合ったファクタリングサービスを選択することが重要です。
ラボルのファクタリングの申込の流れ
ラボルのファクタリングサービスを利用する、具体的な手順について解説します。申し込みから入金までの流れを理解しておくことで、スムーズな資金調達が可能になります。
オンライン申込の手順
ラボルへの申し込みは、以下の手順で進めます。
まず、ラボルの公式サイトにアクセスし、「今すぐ申し込む」などのボタンをクリックします。すると申込フォームが表示されるので、必要事項を入力していきます。基本的な情報としては、会社名(個人事業主の場合は屋号)、代表者名、連絡先、売掛先の情報、売掛金額などが求められます。
申込フォームを送信すると、必要書類のアップロード画面に進みます。ここで、請求書、本人確認書類、証憑をアップロードします。書類は鮮明に撮影し、情報がすべて読み取れる状態でアップロードすることが重要です。
書類のアップロードが完了したら、審査待ちの状態となります。最短30分から60分程度で審査結果の連絡があります。審査通過の場合は、契約書類が電子的に送られてきますので、内容を確認のうえ、電子署名で承認します。
契約完了後は、指定した銀行口座に入金される流れとなります。即日入金にも対応しているため、急ぎの場合でも安心です。
契約時の確認すべきポイント
契約を締結する際には、以下のポイントをしっかり確認しましょう。
まず、手数料の金額と計算方法を確認します。ラボルでは一律10%とされていますが、実際の契約書に記載された金額が合っているか確認することが大切です。
次に、支払期日に売掛先から入金がなかった場合の対応についても、理解しておく必要があります。ラボルは2社間ファクタリングのため、売掛金の回収責任は利用者側にあります。売掛先からの入金がない場合は、ラボルへの返済義務が生じる点に注意が必要です。(この点は、貸金業との関係でグレーゾーンだといえます)
また、契約書には遅延損害金や違約金についての記載もあります。支払期日までに売掛先からの入金がなく、ラボルへの返済も滞った場合には、追加の費用が発生する可能性があるため、その条件も確認しておきましょう。
さらに、個人情報の取り扱いについての記載も確認しておくことをおすすめします。ファクタリング契約では、企業の財務情報や取引情報など、重要な情報を提供することになるため、その取り扱い方針を把握しておくことが大切です。
ラボルのファクタリングに関するよくある質問
ラボルのファクタリングサービスについて、利用者からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。サービス利用の参考にしてください。
料金や審査に関する質問
Q:手数料以外に追加費用はかかりますか?
A:基本的に、手数料10%以外の費用はかかりません。ただし、契約後に売掛先からの入金がなく、ラボルへの返済も遅延した場合には、遅延損害金が発生する可能性があります。
Q:審査に落ちやすい条件はありますか?
A:証憑が不十分な場合や、売掛先の信用度が低い場合は、審査に通りにくい傾向があります。また、過去に金融トラブルがある方や、法人登記から間もない会社も、審査が厳しくなる可能性があります。
Q:個人事業主でも利用できますか?
A:はい、個人事業主も利用可能です。法人と同様の書類(請求書、本人確認書類、証憑)が必要となります。ただし、売掛先は法人に限定されています。
利用条件やアフターフォローに関する質問
Q:ファクタリング後、売掛先から入金がなかった場合はどうなりますか?
A:ラボルは2社間ファクタリングのため、売掛金の回収責任は利用者側にあります。売掛先からの入金がない場合、利用者がラボルに返済する必要があります。
Q:複数の請求書をまとめて売却することはできますか?
A:はい、可能です。複数の請求書をまとめて申し込むことで、手続きの手間を減らすことができます。ただし、すべての請求書について証憑が必要です。
Q:利用回数に制限はありますか?
A:特に回数制限はありません。ただし、前回の取引で返済トラブルがあった場合などは、次回の利用が制限される可能性があります。
Q:申し込み後にキャンセルはできますか?
A:契約前であればキャンセル可能です。ただし、契約締結後は基本的にキャンセルできません。申し込みの際は、よく検討したうえで手続きを進めることをおすすめします。
まとめ
ラボルのファクタリングサービスは、24時間365日対応の審査体制と最短30分という審査スピード、そして一律10%に統一されている手数料が大きな特徴です。特に、少額の資金調達を迅速に行いたい小規模事業者や個人事業主にとって、使いやすいサービスといえるでしょう。
ただし、大口の資金調達では手数料が割高になることや、売掛先が法人に限定されていることといった制約もあります。そのため、自社の状況や資金調達の目的に合わせて、ラボルを利用するのが最適かどうか検討することが大切です。
最短即日の無担保無保証融資!HTファイナンスのビジネスローン
ファクタリングは、資金調達にあたって非常に有用な手段ですが、売掛金がない場合や、より有利な条件で資金調達したい場合は、無担保無保証で利用できるビジネスローンもおすすめです。中でも、HTファイナンスのビジネスローンは、無担保無保証で利用可能であり、そのうえスピーディーな審査と柔軟な審査基準を特徴としています。
HTファイナンスは、東大法学部出身で三菱銀行での実務経験を持つ三坂大作が統括責任者として、企業の資金調達と経営戦略の支援に取り組んでいます。
銀行実務とコンサルティングで培った経験を活かし、無担保無保証の融資やファクタリング、財務改善など、お客様の経営課題に合わせた最適な解決策をご提案しています。また、スピーディーで柔軟な審査体制により、成長に必要な資金を迅速にお届けできます。
お申し込みに必要な書類は最小限に抑え、オンラインやお電話でのやり取りを中心に進めていますので、経営者の皆様の負担を大きく減らすことができます。
事業拡大のチャンスを逃さないためにも、まずはお気軽にHTファイナンスにご相談ください。