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2025.01.20

車担保ローンはいくらまで借りられる?借入可能額と審査の基準を公開

自動車を担保に融資を受ける車担保ローンは、一般的な金融機関からの借り入れが難しい方にとって、選択肢の一つとなり得ます。しかし、その一方で車を失うリスクや高金利など、重大なデメリットが存在することも事実です。

この記事では、車担保ローンの仕組みや特徴、実際にいくらまで借りられるのか、審査基準や申込みの流れについて詳しく解説します。車担保ローンを検討されている方にとって、リスクを正しく理解し、賢明な判断を下すための一助となれば幸いです。

車担保ローンの仕組みと特徴

車担保ローンは、自動車を担保として融資を受ける金融サービスです。通常の融資審査が通りにくい方でも、車を所有していれば申し込むことができます。

車担保ローンは、比較的迅速に資金を調達できるメリットがある一方で、リスクが非常に高く、デメリットが圧倒的に多い点に注意が必要です。ここでは、車担保ローンの仕組みや特徴について詳しく解説していきます。。

車担保ローンの主要な融資形態

車担保ローンには、主に2つの融資形態があります。それぞれの特徴を理解しておきましょう。

融資形態 特徴
預かり融資
  • 車を業者に預ける
  • 車の日常使用が制限される
  • 追加の保管料・管理費が発生
乗ったまま融資
  • 車を手放さず融資を受ける
  • 2つのサブタイプ存在
    1. 名義変更なし
    2. 一時的な名義変更

車担保ローンの審査基準

車担保ローンの借入可能額は、主に年収と車両査定額が関係しています。一般的には、年収の1/3が借入上限とされています。ただし、実際の借入額は想定より低くなる可能性もあります。

また、申込み時には運転免許証、車検証、印鑑証明書、住民票、源泉徴収票などの書類が必要となります。

車担保ローンはいくらまで借りられる?

車担保ローンで借りられる金額はいくらでしょうか。借入可能額は人によって異なりますが、いくつかの要因によって決定されます。

車担保ローンの借入可能額は何で決まる?

車担保ローンの借入可能額は、主に以下の2つの要因によって決まります。

  • 年収
  • 車両の査定額

これらの要因が、借入可能な上限額に大きな影響を与えるのです。ただし、実際の借入額は、これらの要因から算出される上限額よりも低くなる可能性があることに注意が必要です。

年収と借入可能額の関係

車担保ローンの借入可能額は、年収の1/3が上限とされています。つまり、年収が300万円の人の場合、借入可能額の最大値は100万円ということになります。

ただし、この上限額はあくまでも目安であり、実際の借入額はこれよりも低くなることが多いです。

車両査定額が借入額に与える影響

車両の査定額も、借入可能額を左右する重要な要因です。車両査定額が低ければ、借入可能額も下がります。

車両の査定額は、車の年式、走行距離、状態などによって決まります。査定額が想定よりも低くなるケースも多いため、事前に現実的な予測をしておくことが大切といえます。

具体的な借入可能額の事例

それでは、具体的な借入可能額の事例を見てみましょう。

年収 車両査定額 借入可能額
300万円 50万円 50万円
400万円 80万円 80万円
500万円 100万円 100万円

表からわかるように、年収が高くても、車両査定額が低ければ、借入可能額は査定額に制限されてしまいます。逆に、年収が低くても、車両査定額が高ければ、年収の1/3を超えて借り入れできる可能性があります。

ただし、これらはあくまでも一般的な例であり、実際の借入可能額は個別の審査によって決定されます。また、高金利によって返済負担が重くなることも忘れてはいけません。

車担保ローンの特徴

車担保ローンは、車を担保として融資を受ける金融サービスです。一般的な金融機関からの借り入れが困難な場合でも、車を所有していれば融資を受けられる可能性があります。

しかし、車担保ローンにはメリットだけでなく、重大なデメリットやリスクも存在します。ここでは、車担保ローンの主なメリットとデメリットについて詳しく解説していきましょう。

車担保ローンのメリット

車担保ローンの最大のメリットは、通常の審査では借り入れが難しい人でも申込みが可能である点です。車を所有していれば、信用情報や収入の状況に関わらず、融資を受けられる可能性が高くなります。

また、車担保ローンは比較的迅速に資金調達ができるという利点もあります。審査期間が短く、必要な資金をスピーディーに手にすることができるでしょう。

車担保ローンのデメリット

一方で、車担保ローンには多くのデメリット、そしてリスクが伴います。最も重大なリスクは、返済が滞った場合に車を失う可能性がある点です。担保として差し出した車は、返済が遅れると業者に引き取られてしまうことがあります。

また、車担保ローンは非常に高金利であることが多く、年率18〜20%といった高い利息が設定されています。この高金利により、返済負担が重くなるリスクがあります。

高金利と追加手数料の問題

車担保ローンの高金利は、借り手にとって大きな負担となります。仮に年収300万円の人が100万円を借りた場合、年利20%では毎月の返済額が約2万円にもなってしまいます。

さらに、車担保ローンには追加の手数料が設定されていることがあります。保管料や管理費などの名目で、余計な費用を支払わなければならない可能性があるのです。

車を失うリスクについて

車担保ローンで最も警戒すべきなのは、返済が滞った際に車を失うリスクです。車は多くの人にとって生活に欠かせない移動手段であり、仕事などにも影響が出てしまいます。

安易な車担保ローンの利用は避け、返済能力を冷静に判断することが重要です。どうしても資金が必要な場合は、他の選択肢を検討したり、専門家に相談したりすることをおすすめします。

車担保ローンは一見便利な資金調達方法に見えますが、多くのデメリットとリスクを理解した上で、慎重に検討する必要があります。安易な利用は避け、より安全で持続可能な金融オプションを優先するようにしましょう。

車担保ローンの申込みと審査プロセス

車担保ローンを利用するには、まず申込み手続きと審査プロセスを経る必要があります。ここでは、車担保ローンの申込み手順や必要書類、審査内容、融資実行までの流れについて解説します。

車担保ローンの申込み手順

車担保ローンの申込みを行う前に、まずは事前準備が必要です。申込みに必要な書類を確認し、揃えておくことが重要です。また、金融庁のウェブサイトなどで、利用予定の業者が適切に登録されているかどうかを確認しておくことをおすすめします。

申込み手順は業者によって多少異なりますが、基本的には以下のような流れになります。

  1. 必要書類を揃える
  2. 業者に申込み(電話、メール、WEBフォームなど)
  3. 担当者との面談・契約説明
  4. 審査
  5. 融資実行

必要書類と準備するもの

車担保ローンの申込みには、以下のような書類が必要となります。業者によって多少の差異はありますが、基本的なものは共通しています。

  • 運転免許証
  • 車検証
  • 印鑑証明書
  • 住民票
  • 源泉徴収票(または所得証明書)

これらの書類は原本が必要となる場合が多いので、事前に用意しておくようにしましょう。必要書類に不備があると、審査に時間がかかったり、融資が受けられない可能性もあります。

審査の内容と重要なポイント

車担保ローンの審査では、主に個人情報と車両情報が確認されます。個人情報の審査では、本人確認や信用情報のチェックが行われます。車両情報の審査では、車の状態や価値が詳しく確認されます。

審査のポイントは以下の通りです。

  • 安定した収入があるか
  • 他の借入れが少ないか
  • 車の状態が良好か
  • 車の価値が十分にあるか

特に車両の価値は、借入可能額に直結する重要な要素です。車の状態によっては、思ったより借入額が少なくなる可能性もあるでしょう。

審査結果と融資実行までの流れ

審査結果は通常、申込みから1週間以内に連絡があります。審査に通過すると、契約内容の最終確認と署名が行われます。この際、契約書をよく読み、内容を十分に理解することが大切です。

契約完了後、業者によっては車の名義変更手続きが必要になる場合があります。手続きが完了すると、指定の口座に融資金が振り込まれます。振込みまでの期間は業者によって異なりますが、早ければ即日、遅くても1週間以内には入金されるのが一般的です。

ここまでが車担保ローンの申込みから融資実行までの大まかな流れとなります。スムーズに進めるためにも、事前の準備と審査対策を十分に行っておくことが大切です。

まとめ

本記事では、車担保ローンの仕組みや特徴、借入可能額、審査基準、申込みの流れについて詳しく解説してきました。車担保ローンは、一般的な金融機関からの借り入れが難しい方にとって選択肢の一つとなり得ます。

気になった方は、一度金融の専門家に相談してみてはいかがでしょうか。プロの意見も聞くことで、よりよい決断につなげることができるはずです。

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監修者 三坂大作
監修者 三坂大作

略歴
1961年 横浜市生まれ
1985年 東京大学法学部卒業
1985年 三菱銀行(現三菱UFJ銀行)入行
1985年 同行 表参道支店:法人融資担当
1989年 同行 ニューヨーク支店:コーポレートファインス非日系 取引担当
1992年 三菱銀行退社 株式会社プラネス設立代表取締役就任
2021年 ヒューマントラスト株式会社 取締役就任

貸金業務取扱主任者を保有。
大手金融機関の法人担当を国内外で担当した後、お客様企業の経営戦略を中心としたコンサルティング事業を推進。
2021年にヒューマントラスト株式会社の統括責任者 取締役に就任。
上場企業・中小企業含めて300社以上、30年以上の支援実績がある法人企業向け融資のプロフェッショナル。
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