2025.05.23
ククモのファクタリングの審査通過率はどれくらい?入金スピードや手数料についても紹介
銀行からの融資は審査が厳しく、手続きに時間もかかるため、急に資金が必要になった際には間に合わない場合があります。そのような状況では、スピーディーな資金調達が可能なファクタリングサービスを利用するというのも、選択肢の一つです。中でも、オンライン完結型のファクタリングサービスであるククモ(QuQuMo)は、審査や入金までの時間が短い点が特徴です。
本記事では、ククモのファクタリングサービスについて、審査通過率や審査の基準、実際の入金スピードや手数料の仕組み、さらに利用者の口コミまで詳しく解説します。また、申し込みに必要な書類や手順など、利用前に知っておきたい具体的な情報についてもまとめて紹介します。
ククモのファクタリングの基本情報
ククモは、オンライン完結型のファクタリングサービスを提供している会社です。従来の銀行融資やファクタリングで必要だった、複雑な手続きや時間を大幅に短縮し、シンプルで迅速な資金調達を可能にしています。
ククモのファクタリングの特徴
ククモのファクタリングは、中小企業や個人事業主、フリーランスの方々が持つ売掛金を早期に現金化するサービスです。通常、売掛金は支払期日まで待たなければなりませんが、ククモを利用することで、事前に資金化することができます。
最大の特徴は、オンラインでの申込から審査、契約、入金までの一連のプロセスがスピーディーに完結する点です。必要書類も最小限に抑えられており、請求書と銀行口座履歴(通帳)の2点のみで申し込みが可能となっています。
また、売掛先への通知なしで利用できる2社間ファクタリングを採用しているため、取引先に知られることなく資金調達ができる点も大きなメリットです。オンライン完結型のため全国どこからでも利用可能で、地方の事業者でも東京の金融サービスにアクセスできます。
ククモが対応する債権の種類
ククモでは、多様な種類の債権に対応しており、さまざまな業種の事業者が利用できます。対応している主な債権の種類には、以下のようなものがあります。
まず、一般企業間取引の売掛金が基本的な対象です。製造業、卸売業、小売業などの企業間取引で発生した売掛債権を買い取ります。サービス業の請求書も対象となり、IT企業やコンサルティング会社、デザイン事務所などのサービス提供後の未回収債権も取り扱っています。
建設業や工事関連の請求書も対象となります。建設工事や設備工事の完了後に発生する請求書ベースの債権も買取可能です。また、公共工事関連の債権も一部対応しており、官公庁や公共団体への請求書も、条件次第で買い取りの対象となります。
さらに、継続的な取引関係にある相手先への、定期的な請求書なども買取対象となっています。ただし、個人向け債権や賃料など、一部の債権タイプには対応していない場合もあるため、事前の確認が必要です。
ククモのファクタリングの審査通過率
ファクタリングサービスを選ぶ際に気になるのが、審査通過率です。ククモの場合、公式には明確な数値を公表していませんが、利用者の口コミや業界情報から推測されています。
審査通過率の推定値
ククモの公式サイトでは、具体的な審査通過率は公表されていませんが、業界情報や口コミサイトによると、約70%〜98%程度と推測されています。この数値は、他のファクタリング会社と比較すると比較的高い傾向にあります。
ただし、この数値はあくまでも推定値であり、実際の審査通過率は申込者の状況や経済環境によって変動します。重要なのは、ククモが幅広い事業者に対して柔軟な審査基準を設けている点です。中小企業だけでなく個人事業主やフリーランスも対象としており、取引規模や業歴が短い事業者にも対応しています。
他社と比較すると、特に小規模事業者にとって、審査のハードルが低い傾向があります。これは、ククモが売掛先の信用力も重視して審査を行っているためと考えられます。
ククモのファクタリングの審査に通りやすい条件
ククモのファクタリングで審査に通りやすい条件は、いくつかあります。まず最も重要なのは、売掛先企業の信用力です。売掛先が大手企業や上場企業、官公庁など信用力の高い相手先であれば、審査通過率が高くなる傾向があります。
また、請求書の内容や金額の妥当性も重要です。提出する請求書が明確で、取引内容や金額に不自然さがなく、取引の実態を反映したものであることが求められます。過去の取引実績も審査のポイントとなり、同じ売掛先との継続的な取引関係がある場合は有利に働きます。
さらに、債権(売掛金)の支払期日までの期間も考慮されます。支払期日が近すぎると買取対象にならない場合があり、一般的には支払期日まで1ヶ月以上ある債権が望ましいとされています。
申込者自身の信用情報も審査に影響します。過去に金融事故(債務不履行など)がなく、事業の継続性が見込める場合は、審査通過率が高まります。ただし、ククモでは申込者よりも売掛先の信用力を重視する傾向があるため、申込者の与信情報が多少悪くても、売掛先の信用力が高ければ審査に通る可能性があります。
審査落ちの主な原因
ククモのファクタリングで審査落ちとなる主な原因としては、いくつかのパターンが挙げられます。まず最も多いのが、売掛先企業の信用力不足です。売掛先が小規模企業や創業間もない企業、財務状況が不安定な企業の場合、債権回収リスクが高いと判断され、審査落ちとなる可能性が高まります。
請求書や提出書類の不備・不足も、審査落ちの大きな原因となります。請求書の内容が不明確であったり、必要な書類が揃っていなかったりすると、審査がスムーズに進まないことがあります。申込前に提出書類を正確に準備することが重要です。
また、債権の性質によっても審査結果が変わります。個人向け債権や賃料債権、支払期日が近すぎる債権、金額が少なすぎる債権などは、ククモの買取対象外となる場合があります。
過去の金融事故やトラブル履歴も審査に影響します。申込者が過去に金融事故を起こしていたり、取引先とのトラブル履歴があったりする場合は、審査落ちのリスクが高まります。
さらに、取引内容の不明確さや不自然さも、審査落ちの原因となります。請求書の内容と実際の取引内容に不一致がある場合や、不自然に高額な取引、取引内容が曖昧な場合などは、詐欺的な取引と判断されるリスクがあります。
審査落ちした場合の対処法
ククモのファクタリングで審査落ちしてしまった場合でも、いくつかの対処法があります。まず考えられるのは、他のファクタリング会社への申込みです。各社で審査基準が異なるため、ククモで審査落ちしても他社では通る可能性があります。
審査落ちの理由が明確であれば、その問題点を改善して再申込みするという方法もあります。例えば、書類不備が原因であれば、正確な書類を揃えて再度申し込むことで、審査通過の可能性が高まります。複数のファクタリング会社に同時申込みするという方法も効果的です。各社の審査基準は異なるため、複数社に申し込むことで審査通過の確率を上げることができます。
また、売掛先が審査落ちの原因であれば、より信用力の高い企業との取引に関する債権で、再申込みすることも検討できます。申込額を減額するという選択肢もあり、高額な債権での申込みが審査落ちの場合、金額を下げることで審査に通りやすくなることがあります。
最終的には、ファクタリング以外の資金調達方法を検討することも大切です。ビジネスローンや銀行融資、クラウドファンディングなど、他の選択肢も視野に入れましょう。
ククモのファクタリングの入金スピード
ファクタリングサービスの大きな魅力の一つが、銀行融資などと比較して圧倒的に速い入金スピードです。ククモは、この点でも高い評価を受けています。
最短での入金時間
ククモのファクタリングは、公式サイトで最短2時間での入金が可能と謳われています。この「最短2時間」という数値は、理想的な条件が揃った場合の最も速いケースを指しています。
最短入金を実現するための条件としては、必要書類が全て揃っていること、提出書類に不備がないこと、審査がスムーズに進むような優良な売掛先への債権であること、営業時間内の申込みであることなどが挙げられます。土日祝日でも対応可能なため、急な資金需要にも対応できる点が大きな特徴です。
ただし、実際の入金時間は申込状況や混雑状況によって変動します。平日の営業時間内であれば比較的早く処理されますが、夜間や早朝、土日祝日の申込みは翌営業日以降の対応となる場合もあります。また、審査に時間がかかるケースや追加書類が必要になるケースでは、入金までに数日を要することもあります。
平均的な入金所要時間
最短2時間というのは、理想的なケースであり、実際の平均的な入金所要時間は状況によって異なります。ククモの利用者からの口コミや評判によると、申込みから入金までの平均的な所要時間は、概ね数時間〜1営業日程度とされています。
平日の午前中に申し込んだ場合、当日中に入金されるケースが多いようです。午後の遅い時間や夕方以降の申込みでは、翌営業日の入金となることが一般的です。初回利用時は審査に時間がかかる傾向があり、2回目以降は手続きがスムーズになるという声も多くあります。
混雑状況によっても、入金時間は左右されます。月末や決算期など、資金需要が高まる時期は申込みが集中するため、処理に時間がかかる場合があります。また、高額な債権や複雑な取引内容の場合は、審査に時間を要することがあります。
ククモでは、申込み状況に応じて入金時間の目安が提示されることがあるため、急ぎの資金需要がある場合は、申込み時に確認することをおすすめします。
ククモのファクタリングの手数料
ファクタリングサービスを利用する際に、最も気になるポイントの一つが手数料です。
手数料の相場と変動要因
ククモのファクタリング手数料は、公式サイトによると、約2%〜12%程度と案内されています。この幅広いレンジの中で、実際にどの程度の手数料が適用されるかは、さまざまな要因によって決まります。
手数料を決定する主な要因として、まず売掛先の信用力が挙げられます。大手企業や上場企業、官公庁など信用力の高い売掛先への債権は、回収リスクが低いため手数料が低めに設定される傾向があります。対して、中小企業や創業間もない企業への債権は、相対的にリスクが高いと判断され、手数料が高くなりがちです。
債権金額も重要な要素です。一般的に、金額が大きいほど手数料率は低くなる傾向があります。例えば、100万円の債権と1,000万円の債権では、後者の方が手数料率が低くなることが多いでしょう。支払期日までの残存期間も手数料に影響します。支払期日が近い債権ほど手数料率は低く、遠い債権ほど高くなる傾向があります。
利用頻度や取引実績も考慮されます。ククモを継続的に利用している事業者や、取引実績が豊富な事業者は、信頼関係が構築されているため優遇されることがあります。また、業種や事業内容によっても手数料率が変動することがあります。景気動向や金融環境の変化によっても、全体的な手数料水準は変動します。
他社との比較
ククモのファクタリング手数料を他社と比較すると、業界内では標準的な水準といえます。一般的なファクタリング会社の手数料相場は2%〜15%程度で、ククモの2%〜12%という範囲はこの相場内に収まっています。
大手ファクタリング会社と比較すると、ククモは中小企業や個人事業主向けに柔軟な対応をしている点が特徴です。大手では対応が難しい小口の債権や、創業間もない事業者の債権も取り扱っているため、そうした層にとっては利用しやすいサービスといえます。
オンライン完結型の他社サービスと比較すると、ククモの手数料水準は競争力のある範囲内にあります。特に、売掛先の信用力が高い場合は、比較的低い手数料率が適用される可能性があります。複数社から見積もりを取得して比較検討することで、より有利な条件を見つけられる可能性があります。
ただし、手数料だけでなく、審査スピードや入金までの時間、必要書類の簡便さ、対応の丁寧さなども含めた総合的な判断が重要です。例えば、手数料が若干高くても即日入金が確実なサービスの方が、資金ニーズによっては適している場合もあります。
ククモのファクタリングの利用に必要な書類
ククモのファクタリングは、必要書類が少なく手続きが簡単なことも魅力の一つです。どのような書類が必要で、どのように準備すればよいのかを見ていきましょう。
最低限必要となる書類
ククモのファクタリングを利用する際に必要な書類は、基本的にわずか2点のみです。まず1つ目は、現金化したい売掛金の請求書です。請求書には、発行日、請求金額、支払期日、取引内容、売掛先の情報などが明記されている必要があります。請求書は電子データでの提出が可能で、PDFやJPEG形式などでアップロードできます。
2つ目は、銀行口座履歴(通帳)です。取引の実態を確認するために、過去3ヶ月程度の入出金履歴が記載された通帳のコピー、または、インターネットバンキングの取引履歴画面のスクリーンショットが必要となります。通帳記帳を最新の状態にしておくことで、スムーズな審査につながります。
この2点の書類のみで基本的な審査が可能なため、他のファクタリングサービスや融資と比較して手続きが非常に簡単です。ただし、状況によっては追加書類の提出を求められる場合もあります。例えば、高額な債権や初回利用時、審査過程で疑問点がある場合などは、補足資料の提出を求められることがあります。
追加で求められることのある書類
基本的には、請求書と銀行口座履歴だけで対応可能ですが、状況によっては追加書類の提出を求められることがあります。まず、高額な債権や特殊な取引内容の場合、取引の実態を証明するために、契約書や発注書、納品書などの関連書類の提出を求められることがあります。
また、初めての利用や審査に疑義がある場合は、本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど)の提出が必要になることもあります。法人の場合は、登記簿謄本(履歴事項全部証明書)や決算書類を求められる可能性もあります。
さらに、取引内容や金額に不明点がある場合は、取引の実態を示す補足資料(業務完了報告書、作業報告書など)の提出を求められることもあります。追加書類をすぐに提出できるよう準備しておくことで、審査の遅延を防ぐことができます。
これらの追加書類は、必ずしも全てのケースで必要になるわけではなく、ケースバイケースで判断されます。基本的には、最小限の書類で手続きが完了するよう設計されています。
ククモのファクタリングの申込みの手順
ククモのファクタリングサービスを実際に利用するための、具体的な申込み手順について見ていきましょう。オンライン完結型のサービスなので、基本的には全てインターネット上で手続きが可能です。
Webからの申込み
ククモのファクタリングをWebから申し込む手順は、非常にシンプルです。まず、ククモの公式サイトにアクセスし、ホームページ上の「申込みはこちら」または「無料査定」などのボタンをクリックします。基本情報の入力画面が表示されるので、必要事項を記入していきます。
入力が必要な基本情報には、事業者名(個人事業主の場合は屋号と個人名)、代表者名、連絡先(電話番号とメールアドレス)、所在地、業種、設立年月(または開業年月)、月商などが含まれます。これらは審査の基礎情報となるため、正確に入力することが重要です。
次に、現金化したい売掛金の情報を入力します。売掛先の企業名、請求金額、支払期日などの基本情報が必要です。正確な情報を入力することで適切な審査が行われます。
情報入力後、必要書類(請求書と銀行口座履歴)をアップロードします。スマートフォンのカメラで撮影したものでも、スキャナーで取り込んだPDFでも構いませんが、鮮明で読みやすい画像であることが重要です。
全ての入力と書類アップロードが完了したら、内容を確認して申込みを完了させます。申込み完了後は、自動返信メールで受付完了の通知が送られてくるのが一般的です。その後、ククモのスタッフによる書類確認と審査が開始されます。
審査から契約まで
申込みが完了すると、ククモのスタッフによる審査プロセスが開始されます。まず初期審査として、提出書類の確認と基本的な与信チェックが行われます。この段階で、書類の不備や追加情報が必要な場合は、電話やメールで連絡があります。
初期審査を通過すると、詳細な本審査へと進みます。本審査では、売掛先の信用力や取引の実態、債権の健全性などが精査されます。この段階でも、必要に応じて追加情報の提供を求められることがあります。
審査結果が出ると、ククモから買取条件の提案があります。提案内容には、買取可能金額、手数料率、入金予定日などが含まれます。条件に納得できれば契約手続きに進むことができ、不満があれば交渉や辞退も可能です。
条件に合意した場合、電子契約の手続きに入ります。契約書類は、オンライン上で確認・同意する形式で、押印や郵送は基本的に不要です。契約内容をよく確認した上で同意すると、契約が成立します。
契約成立後、指定された銀行口座への入金手続きが行われます。入金のタイミングは条件提示の際に案内されますが、スムーズに進めば当日中の入金も可能です。入金完了後は、メールで通知が来ることが一般的です。
まとめ
ククモのファクタリングサービスは、中小企業や個人事業主、フリーランスの方々にとって、スピーディーで柔軟な資金調達手段として機能しています。審査通過率に関する公式発表はないものの、70%〜98%程度と推測され、最短2時間での入金も可能なため、急な資金需要に対応できる強みがあります。
手数料は2%〜12%程度と業界標準的な水準で、必要書類も請求書と銀行口座履歴の2点のみというシンプルさが特徴です。ただし、入金スピードや審査の柔軟性は状況によって変動するため、余裕をもった申込みが望ましいでしょう。資金調達を検討されている方は、ククモのほか複数社に見積もりを依頼し、自社の状況に最適なサービスを選ぶことをおすすめします。
最短即日の無担保無保証融資!HTファイナンスのビジネスローン
ファクタリングは、売掛金を現金化することによる資金調達方法ですが、売掛金がない場合や別の資金調達方法を検討したい場合は、ビジネスローンも選択肢の一つです。特に、審査が柔軟でスピーディーなHTファイナンスのビジネスローンは、無担保無保証で利用可能であり、幅広いビジネスニーズに対応しています。
HTファイナンスは、東大法学部出身で三菱銀行での実務経験を持つ三坂大作が統括責任者として、企業の資金調達と経営戦略の支援に取り組んでいます。
銀行実務とコンサルティングで培った経験を活かし、無担保無保証の融資やファクタリング、財務改善など、お客様の経営課題に合わせた最適な解決策をご提案しています。また、スピーディーで柔軟な審査体制により、成長に必要な資金を迅速にお届けできます。
お申し込みに必要な書類は最小限に抑え、オンラインやお電話でのやり取りを中心に進めていますので、経営者の皆様の負担を大きく減らすことができます。
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